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アルコールと次亜塩素酸水の使い分け方法は?消毒に関する知識を紹介

アルコールと次亜塩素酸水の使い分け方法は?消毒に関する知識を紹介

2025年05月08日 16:09

新型コロナウイルスやインフルエンザなどのウイルスや細菌から身を守るためには、消毒が欠かせません。

消毒方法として、一番ポピュラーなのがアルコール消毒ですが、最近とくに注目を集めているのが次亜塩素酸水です。

そこで今回は、次亜塩素酸水とアルコールについて、それぞれの特徴や違い、使い分け方をご紹介します。


この記事を読むための時間:3分

1,次亜塩素酸水とアルコールとは?

アルコールってどんなもの?

アルコール(エタノール)は、ウイルスや細菌のタンパク質を壊して消毒する働きがあります。主に手指や物の表面の消毒に使われることが多く、濃度70〜80%程度が最も効果的とされています。たとえば外出先から帰ったあと、ドアノブやスマホをさっと拭くのに便利です。速乾性があるので、キッチンまわりでも重宝しますよ。

次亜塩素酸水って何?

次亜塩素酸水は、塩酸や食塩水を電気分解して作られた弱酸性の水溶液で、除菌や消臭効果があります食品添加物としても使用されるほど安全性が高いのが特徴です。ペットや赤ちゃんがいる家庭でも使いやすく、空間除菌にも使えるのが魅力です。

どちらも消毒に使えるの?

どちらも殺菌・消毒に使えますが、向き不向きがあります。アルコールはウイルス(特にエンベロープ型)や細菌に強いですが、ノロウイルスなど一部には効きにくいことも。一方、次亜塩素酸水は幅広い微生物に効果的で、空間除菌や布製品などにも使える柔軟さがあります。


2,次亜塩素酸水とアルコールの違い

効果の範囲が違う

アルコールは脂質の膜をもつウイルスに効果的ですが、ノロウイルスなどの膜を持たないタイプには効きにくい傾向があります。逆に、次亜塩素酸水はノロやO-157などにも対応。たとえば、保育園などでは吐しゃ物の処理に次亜塩素酸水が使われることが多いです。

安全性の違い

アルコールは刺激が強く、肌が荒れやすいのがデメリット。また引火性があるため、火のそばでは使用注意です。一方、次亜塩素酸水は揮発性がなく、人体への刺激が少ないため、敏感肌の方や子どもにも安心して使えるのがポイントです。. 使用シーンの違い

たとえば、食卓の拭き掃除や加湿器での空間除菌には次亜塩素酸水がぴったり。一方、持ち運びに便利なアルコールスプレーは外出時の手指消毒に最適。それぞれの特性を理解して、場所や状況によって使い分けるのが◎です。


3,次亜塩素酸水とアルコールの使い分け方

手指にはアルコール

手指の消毒にはアルコールがおすすめ。速乾性があり、外出先や食事前などの一時的な除菌にぴったり。厚生労働省も、アルコールを用いた手指消毒を推奨しています。手軽に使えて、ポーチに入れておけば安心感もアップ♪

空間や布製品には次亜塩素酸水

次亜塩素酸水は、空気中や布製品に付着した菌やウイルスにも効果的。ソファやカーテン、ぬいぐるみなど洗いにくいものにスプレーすれば、安心感が広がります。また、加湿器に対応していれば、お部屋まるごと除菌も可能です!


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吐しゃ物・汚れには次亜塩素酸水

ノロウイルスなどの感染症が疑われる吐しゃ物の処理には、次亜塩素酸水が必須。アルコールでは対応しきれない場合もあります。実際、保育施設や介護施設でも次亜塩素酸水が活躍しています。除菌力と安全性を両立できるのが心強いですよね。


まとめ

アルコールと次亜塩素酸水、どちらも日常の消毒に欠かせないアイテムですが、使い方にはコツがあります。

  • 手指や外出先にはアルコール

  • 空間や布製品、ウイルス対策には次亜塩素酸水

といったように、シーンに合わせて使い分けることが大切です。

毎日の生活にうまく取り入れて、自分と家族を守るやさしい除菌習慣を始めてみませんか?